竹細工教室1日目

竹細工
『陶芸に役に立つ』と、ダンナさんが竹細工教室に通い始めました。ここだけの話ですが、うちのダンナさんは陶芸はすごい ! と認めますが、それ以外のことはあまり器用でありません。1日でへこたれるかも? と心配していたら、『面白かった〜 楽しかった〜 行って良かった〜』とまるで少年のように目をキラキラさせて喜んでいました。11才も年上のダンナさんですが、こんな時は母親のような気持ちになります。
 写真は今日の講師の方の作品でまだ最後の締めをやってないものなのでまるで宇宙のような竹になっています。この流れるような竹の美しさに目を奪われました。
 天草の竹細工は250年以上の伝統があり、『天草竹細工』は県の伝統的工芸品として指定を受けています。しかし、後継者不足問題は深刻です。今日の講師の方は竹細工職人を目指されて天草に来られた方ですごく頑張っておられました。こんな方がどんどん天草に来られて『天草の宝物』を守っていただけたらと思います。
 うちのダンナさんの名刺の裏にも『未来の人に渡したい宝物』という言葉が入っています。私達の場合は陶芸になりますが、皆さんそれぞれの『天草の宝』探しをしてみませんか ?


『陶芸家のおくさんのやきもの豆ちしき』電動ろくろ ⑤なめし、形を整えて仕上げる

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① 菊練りをして、② 土殺しができたら ③ いよいよ作ってみましょう! ④立ち上げる ⑤なめし、形を整えて仕上げる。
 前回は、ろくろのメインイベント立ち上げるところまででした。厚みを均一にして立ち上がったら、一度なめし皮をかけます。なめし皮とは鹿の皮でできており、器の口元をなめらかにする役割と粘土をしめる役割があります。あんまり薄くてとがっている感じだと口が切れてしまいそうなので、ここはぷっくらと口当たりの良いように整えるます。写真は、なめし皮をかけているところですが、肝心のなめし皮は手で隠れて見えてません。残念 ! つまんでかける感じです。
 なめしをかけたら、ここから形を整えていきます。
丸っこいとかすぅーとシャープな形とか自分の好みの形に整えます。整ったら、さぁ出来上がりです。ゴールは間近に見えてきました。後は切り離すのみです。
 切り糸で切るのですが、切り糸とは片方に木の棒がついており文字通り糸でできてます。下の写真をよ〜くみると糸が見えてますが、これまたわかりにくいです。糸をくる〜っと回して切ります。切り離せたら両手で持ち上げて、板の上へ移動します。この、持ち上げる時、グシャっと変形しないよう一番下の方を持ち上げます。これで、出来上がりました。
 器ひとつ作るのにこんなに工程があるものかと驚かれた方もいらっしゃるでしょうが、慣れてくると湯のみくらいの大きさで、電動ろくろに粘土をのせてからここまでの工程を3分くらいでやってしまうので、本当に一瞬でできてしまいます。この一瞬に全神経を集中して作陶しております。
 陶芸のシーンが出てくる『ゴースト』という映画をご存知でしょうか? 恋人同士で電動ろくろを回すロマンティックなシーンがあるのですが、外国からの体験の方で、いきなり携帯でゴーストの音楽をかけ、映画のワンシーンのようなカップルがおられました。私は居場所をなくし、『なんてこった』となった事があります。ゴーストはとても素敵な映画なのですが、少し苦い思い出を思いだしてしまいました。陶芸をやる時は集中してやるようにしましょう!

クリスマスリース

クリスマスリース
 昨年作ったクリスマスリース。今年は例年になく仕事もプライベートも忙しくなかなか作れません。
 この時期になると、長崎にいる84歳になる母が山に入って蔓(かずら)を採ってきて毎年リースを作り、ご近所さんに配ったり、自分の部屋にこんなに〜っていうくらい飾りまくってます。お正月は一人でオリジナル門松を作り、なかなかたくましい母です。そんな母の娘である私もDNAを引き継ぎ写真のような手づくり作品を作るのが大好きです。やり始めると止まらなくなるのがたまにきず ?  これもDNAかな ?
 今日もその母から電話がありました。夜中に足がつるとか耳なりがするとか病気の話が多いですが、『84年も使えば足も耳も悪うなるさ〜84年も使えて上等たい(上等だね)〜♩』って言うと『そがんね〜(そうだね)』
って納得して話は終わります。なかなか面白い母です。
母親なのに、84歳くらいになると何だか可愛く見えてしまう時もあり、不思議な気分になります。私は陶芸をやっており、教える立場をやらせていただけるようになった今でも『茶碗ば作れば、母ちゃんの方があんたより上手に作れるよ〜』なんて言いはる母です。あと10日で誕生日、久しぶりに帰って親孝行しようかな ?

『陶芸家のおくさんのやきもの豆ちしき』電動ろくろ ④立ち上げる

ろくろ,引き上げる
① 菊練りをして、② 土殺しができたら ③ いよいよ作ってみましょう! ④立ち上げる
 前回は親指でくぼみをつけ、底をしめて立ち上げたところまででした。
 ここから、ろくろの真骨頂とでもいうべきところでしょうか。一番大事なメインイベントです。片手を外側に添え、器の中に入れたもう片方の手を中と外で合わせるようにして下から引き上げていきます。ここが難しい! 力の加減がわかるまでに時間がかかると思います。強すぎると粘土を引きちぎってしまい、弱いと粘土がうまく伸びていきません。また、右利きの方が多いので右手の方に力が入ってしまい、だんだん広がっていってしまいます。左手は右手より少しだけ力を強く入れて、なるべく広がらないよう上に上に伸ばしましょう。ぶれずに伸ばすには、左足に左手をつけて、左手に右手をつけて固定できるようにします。伸ばす位置は時計の7時から8時の位置で伸ばしていきます。ただし、これは私と旦那さんのやり方で、この伸ばす位置、伸ばす手の組み方等は人それぞれです。基本ができていれば、自分のやりやすいやり方を見つけてください。体験では、この辺りまでくるとたいがいシーンとなりろくろの回る音だけが工房にひびいてきます。難しい〜! 楽しい〜! できない〜! なんて騒いでいた方々が真剣に無心になる瞬間で無口になる方が多いようです。陶芸家気分になれるひとときです。こんな瞬間を味わってみませんか ? 


ランプ,魔法のツボ,陶器

 『呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーンのランプ』と名付けました。ハクション大魔王? 

天草大陶磁器展のコンテストに出品する作品の一つとして制作したものですが、私たち身内の審査で落選し今年は登場する場がなかったのでここでお披露目です。ランプなので、中に灯りをともしたらいいのですが、芝生の上もなかなかGoodです!ハクション大魔王を知ってる方がいるかな〜? アクビちゃんとか・・・だったかな? ちなみに、うちの旦那さんはハクション大魔王にちょっぴり似てます。 今頃、クシャミしてるかも?

 今日、幼稚園の子供達に陶芸を教えました。小さな小さな手で一生懸命作ってくれるのを見ると、何だかあまりの可愛さに涙が出そうになります。『先生の手は魔法みたいだね。』と言われたので、『実は魔法使いだもん。』ってささやいたら、少し間があって大きな声で『ウソ〜!』って言われました。かっわいい〜 一瞬の間は魔法使いだと信じてくれたのかな?

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