『陶芸家のおくさんのやきもの豆ちしき』電動ろくろ ③ いよいよ作ってみよう!

ろくろ,穴をほるろくろ,広げる
① 菊練りをして、② 土殺しができたら ③ いよいよ作ってみましょう! 
 作りたいものを決め、底の直径を決めたら土どりをします。土どりは今から作る器に必要とされる粘土の分量を決めることです。作る器に合わせて、指でくびれを作ってあげます。土どりができたら、両手で包み込むように粘土を持ち親指を中心に当てくぼみを作ります。この時、中心からずれないように気をつけます。底の部分を親指でしっかりしめたら親指と外側の他の指でつまむようにして立ち上げます。
 写真は親指でくぼみを作ろうとしているところと、底をしめてつまむようにして立ち上げてるところです。
 ろくろは、回転しているので、その回転にまどわされず決してあせらず、落ち着いて粘土と向き合えば上手くいきます。私が体験で思うことは、上手に作ってやろう! とか考えない素直な方がすぅーと何気に上手く作ってしまいます。何も考えず、ろくろに集中してください。そんな時間が脳に良いらしいです。粘土を触っているだけで何だか心落ち着きますねという方も多いです。子供の頃の泥遊びを思い出すのでしょうか ?

天草凧の会

天草バラモン凧,日の出鶴
天草バラモン凧をご存知でしょうか ? 写真は天草バラモン凧を代表する『日の出鶴』という凧です。
昔、デザインの仕事をしてたことがあるのですが、この配色の素晴らしさに目を奪われました。空にあがるとよりいっそう美しさが際立ちます。
実は、天草には地域ごとにいろいろな凧があり、それを守り続ける方々がいらっしゃいます。どこにも負けない天草の素晴らしい伝統工芸だと思います。私は、移住者なのですが、天草の地元の方が気付いてない天草の良さはよそ者である私たちの方がよくわかるのかもしれません。実は、私も『天草凧の会』に入っており、師走に入ったばかりの今日忘年会が開催されました。いろんな職業の方、年齢もバラバラなのですが、みんなでバカ笑いができるほど打ち解けられます。素敵な方々です♡ 陶芸とは関係がないように思えますが、ものづくりの人達は皆同じキラキラした人が多いように思えて大好きです。『天草凧の会』の皆さんありがとうございました。

『陶芸家のおくさんのやきもの豆ちしき』電動ろくろ ②土殺し

土殺し1土殺し2(回転90)
前回は菊練りでした。今回は土殺しです。なんだか怖いネーミングですが、粘土をろくろの上で中心にもってくる作業のことです。ろくろの中心に粘土を据えて、両手で下の方から締め上げるように引き上げます。この際、どこに力を入れればいいのか? 何度も何度も繰り返し練習するしかないです。何度でも何度でも何度でもやるよ〜♪とドリカムの歌にのせて練習に励みました。ここで、なんとしてでも、粘土をろくろの中心に持ってこないと、この後、上手くいきません。菊練りも土殺しも数をこなして慣れるしかないようです。ふと自転車に乗れる瞬間があるように、あっ出来た!!と思う瞬間があります。そうなればこっちのものです。私は自転車に乗ることができないので、想像ですが・・・
今日は毎朝チェックする運勢が2位だったので、ラッキーとばかりに仕事に出ました。お昼を買いに行こうとしたら、なんと靴がない・・・職場の下駄箱から私の靴が消えてました。なぜ〜? 今日裸足で来たっけ? 私ボケてる?? ? 仕方なく、靴を購入。何だか納得いかない。帰宅しても、ため息ばかり・・・ふと、着ていたヒートテックに目をやると、裏返しに着てた。これか〜! 運勢2位だったのに、裏返しでヒックリ返ったんだ。と自分に言い聞かせる私でした。
昨日から始めた『陶芸家のおくさんの豆ちしき』は今日はお休みします。

『陶芸家のおくさんのやきもの豆ちしき』 電動ろくろ ① 菊練り 

菊練り

今日から、『陶芸家のおくさんのやきもの豆ちしき』開始してみます。

知識といっても陶芸家さんが10人いたらたぶん10通りの作り方があると思うので、こうじゃないといけない!なんてのはないと思います。

写真は電動ろくろで作陶する際、一番始めにやる作業の『菊練り』です。「桃栗3年、柿8年」なんて言いますが、陶芸の世界では「菊練り3年」と言われています。

最初はどこに力を入れていいのか?どう回すのか?意味がわからずどうしていいものかかなり悩みました。が、負けん気だけは強い私の性格のおかげで3ヶ月くらいで一応できるようになりました。陶芸初めて15〜16年になりますが、正式にできているのか少し不安な時も無きにしも有らず? 写真の力強い手はダンナさんの手で、かれこれ35年の菊練りです。       


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